Googleアナリティクス基本用語の意味を正しく理解しよう!<Part1>セッション・ユーザー数

googleアナリティクスの用語の意味って難しいものが多いですよね。

ディレクターの廣田です。

アクセス解析にgoogleアナリティクスを導入されている企業様も多いと思います。

ただ聞きなれない用語が多く、数値がどういった意味なのかわからず運用に苦労されているケースも多いです。

今回は、googleアナリティクスで最初に開くページに表示される基本中の基本となる7つの用語のうち【セッション数】と【ユーザー数】について説明します。

googleアナリティクス管理画面

アクセス解析をするうえで数値が何を示しているかを正しく理解する必要があります。

そのため、用語の意味はしっかりおさえておきたいですね。

中でも『セッション数』と『ユーザー数』に関しては意味を間違えやすい項目です。

図なども交えてできるだけわかりやすく説明したいと思います。

セッション数

セッション数=訪問者数です。

セッションはgoogleアナリティクスの中で最も重要な指標です。

最初のページで『ページ/セッション』『新規セッション率』『平均セッション時間』『直帰率』の数値は全てセッション数が母数となっています。

サイトに訪問してから出ていくまでが1セッション

1人のユーザーがサイトを訪問してから離れるまでの一連の流れが1セッションとなります。

サイト訪問後別のページに移動したり、GAで計測しているリンクのクリックなどの動きをユーザーが30分しなかった場合、セッションが切れます。他にも日付が変わるなどでもセッションが切れます。

セッションイメージ

ただし、セッションが切れる時間はgoogleアナリティクス上で変更可能です。

デフォルトは30分で1分~4時間まで設定が可能です。

弊社ではデフォルトの30分から基本的には変更しません。

セッションのタイムアウト

※管理>プロパティのトラッキング情報>セッション設定で設定可能

セッション数=訪問者となりますので数値が多い方がもちろん望ましいですが、数が多くても質が悪ければ意味がありません。

ですので訪問キーワードなどとあわせてセッション数を確認する事が必要です。

ユーザー数

『セッション数』と『ユーザー数』はどう違うのでしょうか。

セッション数=訪問者数ですので、1週間の間に同じユーザーが3回訪問すればセッションは3になります。

セッションは3ですが同じユーザーですのでユーザーは1となります。

セッションとユーザーの違い

ユーザー数の計測方法

下記の表を見て下さい。

1週間のサイトへのアクセス数

曜日 訪問人数 重複ユーザー 新規ユーザー
月曜日 20人 5人 15人
火曜日 20人 5人 15人
水曜日 20人 5人 15人
木曜日 20人 5人 15人
金曜日 20人 5人 15人
土曜日 20人 5人 15人

この表のように1週間毎日20人のユーザーがサイトの訪問していたとします。

そのうち5人は重複、15人は新規ユーザーでした。

この場合、1週間のユーザー数の合計は

5人(重複ユーザー)+15人(新規ユーザー)×7日=110人

レポート集計期間中におけるユーザー数は単純に合計数(20人×7日=140人)でなく重複は除いた数字となります。

ユーザーはどうやって判別する?

googleアナリティクスではユーザーをどうやって判別しているのでしょうか。

答えはCookieによるブラウザで判別しています。

Cookieとは、Webサイトの提供者が、Webブラウザを通じて訪問者コンピュータに一時的にデータを書き込んで保存させる仕組み。

CookieにはWebサイトWebサーバ)側が指定したデータを保存しておくことができ、利用者の識別や属性に関する情報や、最後にサイトを訪れた日時などを記録しておくことが多い。ネットサービスなどのサイトで利用者のIDなどが保存されると、次にアクセスしたときに自動的に利用者の識別が行われ、前回の続きのようにサービスを受けることができる。

1つのCookieには4096バイトデータを記録でき、1台のサーバが同じコンピュータに対して発行できるCookieの数は20個に制限されている。Cookieの総数は300個までで、これを超えると古い方から削除される。また、個々のCookieには有効期限が設定されており、期限を過ぎたものは破棄される。

例えば同じユーザーがInternet ExplorerとFirefoxを使って同じ日にサイトを訪問した場合は同一ユーザーですがユーザー数は2となります。逆に家庭用のパソコンで同じ日に同じブラウザで別の人がサイトに訪問した場合はユーザーは1となります。

ユーザー数もサイトの状態を見るうえで重要な指標の一つにはなります。

ただし、スマホがこれだけ普及した現在では、会社ではPC、通勤や移動中または家の場合はスマホでというケースが非常に多いです。

その場合は同じユーザーでもgoogleアナリティクス上は別ユーザーになっているということもあるという認識は少し持っておいた方がいいかと思います。

※ただし、ネットショップなどユーザーにログインしてもらいIDを付与しているサイトではデバイスをまたいで同じユーザーとひもづける事は可能です。

いかがでしたでしょうかか。『セッション数』と『ユーザー数』について正しく理解いただけましたでしょうか。

次回は『ページヴュー』『ページ/セッション』『平均セッション時間』について説明をしたいと思います。

AMRではgoogleアナリティクスによるアクセス解析をもとに、サイトの改善や集客のご提案をさせていただいています。現在googleアナリティクスは導入しているけど活用方法がわからない、数値をどう判断したらいいかわからないという企業様はお気軽にご相談ください。

お問い合わせフォームはこちら

今日のブログの友

おまけコンテンツとして、毎回趣味の音楽関連の事も時々入れていきます。

今回はこのブログを書く際に聞いていた1枚。アガル。

Led Zeppelin/Led ZeppelinⅡ

前へ

ユーザーの心に届けたい!魅力あるページ作りのための「なりきり力」と「おもてなし力」

次へ

Googleアナリティクス基本用語の意味を正しく理解しよう!<Part2>ページヴュー・ページ/セッション・平均セッション時間